2ntブログ
2007年9月をもち風俗あがりました(^3^)-☆ ただいま弾薬期間ちゅ~。 古きよきメチロン合法時代、風俗してた頃の思い出を語ります。 愛奈、良い子なので脱ドラにしか手を出しません♪
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予測範囲を越え自らの過去の記憶が蘇った。



過去は脳内に記憶として刻まれていて、思い出さないだけで実は消えてないらしい。












真冬の休日。彼と外で遊んだ帰り道。

暗くなった道端で経口摂取した。



電車の中でピークを迎えた。


座席の暖房が冷えた体をじんわりとあたためてゆき、血が体内に上る。





眠い体にゆれが心地良く、目を閉じた。


電車の走る音さえも心地よい。









次第に音がイメージ化され、音が通りすぎると同時に視界には真っ白いまばゆい光が次から次へと勢いよく通りすぎてゆく。







光。

あたたかさ。

眠たいけだるさ。

浮遊感。




何も考えず感覚に身をゆだね集中する。







するとまるで自らの体を置いて、意識だけが空間の中を突き抜けてゆく感覚がしばらく続いた。




幽体離脱とはこういう事を指すのだなと納得し、魂という言葉が浮かんだ。











大きな笑い声に目を開けた。

電車内の女子高生が楽しそうに騒いでいる。

隣の彼を見ると、やっぱり目を閉じて寝ていた。

きっと似たような感覚に陥ってるに違いない。





またさっきの感覚を感じたいと思った。このまま素面に戻るのももったいない。





気になる話声を遮断すべくMP3を取り出しインナーイヤホンを装着。



再び目を閉じる。












しばらくすると何故か初めて海外旅行で行ったドイツの光景が浮かんだ。






そういえば、ドイツに行ってた時、教会の前の階段に座って1時間ひたすらこの曲をリピートして聞いていたんだった。



……


スチュワーデスの青い制服。

飛行機の上から見た空。

絵に描いたような大きなチェリーパイ。

気さくなホテルマン。
迷いこんだ路地のポスター。

おおきな水たまり。

ホテルでの手触りのよいタオル。

金の飾りがきれいな銀のシャワーノズル。

ふかふかのダブルベッド。

……



自分が思い出そうとする以上にするすると記憶が蘇ってくる。
コンセントの位置など、気にも止めてなかった細部の記憶まで思い出せたのには驚いた。



思い出の断片が自然に蘇る。

幼い頃。元彼。高校時代。

……





予測以上に能が活性化してる今のうちに、思い出すべきことをきちんと頭に浮かべたいと思った。

もしかしたら思いがけないものも脳の奥底から取り出せるかもしれない。


弟の生前の姿、

葬儀の光景、

お燗の花に埋もれた白い顔を見てとんでもなく泣いた事、

伯父の死に顔、

いつもは頑固な父が伯母の葬儀で悔しそうに涙を流していたこと。


感覚をたより、思い出せるだけ思いだそうとした。



まるで過去にトリップしたかのように瞬時鮮明に浮かんでくる。



生々しい映像とともに、その時の自分の心境も込みあがり、涙が滲んだ。









……












肩を叩かれた。



びっくりして、目を開けると彼が覗き込んで行くよ、と言った。

手を引っ張られ人ごみを掻き分けた。





新宿駅だった。



空気の冷たさに目が覚め現実に引き戻された。



あっという間の一時間。

一時間の脳内トリップだった。









膨大な時間を経て、今は新宿駅のプラットホームにいる。



体はここにある。脳は頭の中にある。意識はどこにある?

記憶。記憶?記憶とは事実なんだろうか。



脳みそが私のものじゃない違う生き物な気がして、わけがわからなくなった。

なんだか信じられない。全てが不確かで不可思議だ。



不思議な気分に陥った。





頭がズキズキと痛んだ。目も痛い。

頭を一気に使ったためか、眠いためか、薬のせいか。








先程までの心地よさや浮遊感は電車とともに消えていってしまった。 掘りおこされた記憶を残して。
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